芝風会書作展に行きました。

去る1月20日。東京駒込の北里画廊で開催された芝風会書作展に行ってきました。私が憧れている芝風会の先生方の作品や、ペン時代無鑑査の優秀作品が展示されているもので、年に1度行われています。

毎年観に行きたいところ諸事情で行くことは出来ず、今回何年ぶりか、2回目に訪れました。
Twitterの方々、みちくさ通信のくりぼんさん、やすじぃさん、Sai〜手書きの時代〜のSAIさんと、思いがけずオフ会も出来ることになり、ご一緒に鑑賞→ランチの運びとなりました。

独学者にとって、生の作品を観られる機会はとても少ないものです。
毛筆、硬筆、いろいろな筆記用具で書かれていましたが、作品の筆勢、濃淡‥‥その場で佇んでいる作品の存在感は堂々たるものでした。

やはりこれ、私の好きな字。近くに教室がある別の流派ではなく、独学でもこの流派、これで正しいんだと再認識できた時間でした。

数年前、毛筆をかじりましたが、あまり好みの流派でなく止めてしまいました。


会場でお会いした先生のお言葉を噛み砕き、
私独自の感覚ではあるかもしれませんが、筆は筆記具であり
たとえほとんどが硬筆のお手本しかなくても、この流派の毛筆学習は出来るんだな、基本ができていれば。だから基本を習うことが大切なんだ、と感じました。
今は毛筆を習う時間は取れませんが、筆遣いを基礎から習い、硬筆技術を磨けば、毛筆も憧れの字で書けるようになるのではないだろうか、と、そんな感想を持ちながら作品を眺めました。

一級に受かってやっと基礎が出来ているスタートライン。ここからが始まりだという先生のお言葉に、これから先に続く長い茨の険しいくねくね道とその先にある明るい光を思い描きました。

来年も、行けたらいいなと思います。