本当の実力が試される場

年に1度の昇段試験の時期がやってきました。
競書誌ペン時代は、四段以上になると毎年1度だけ、昇段のチャンスがやってきます。それが昇段試験です。
どこの会派もおそらくそのようなシステムではないだろうかと思うのですが、ある程度の級までは、毎月の課題で昇級していくのですが、そこから先は昇段試験を受けないと、どんなに毎月課題を提出しても、段があがらないのです。



私は去年の昇段試験で四段から五段にあがったので、一年間、五段で課題を提出してきました。今回はもしかしたら六段に上がることが出来るかもしれないという、1年に1度のチャンス、昇段試験の時期なのです。
年に1度しかない待ちに待ったこのチャンス、ぜひとも昇段したいところです。



10月号で昇段試験の課題が発表されました。
お手本はありません。試験課題は活字で書いてあります。
課題は全部で5種類。①熟語の楷書・行書・草書を5つ。②縦書き文。③横書き文④葉書文(文章は自分で考えなくてはならない!)⑤11月号の競書課題 です。



お手本があるのは⑤の競書課題だけ。あとは全て自分の文字で書かなければなりません。
日頃の練習の成果をこの試験で発揮しなければならない、ということになります。



何をどこから始めたらいいのか……。


悩んでいても仕方ないことにはすぐ気付けたので、早速練習をスタートします。
まずは書いてみるしかない。
字形を調べずに、何となく書いてみたのが下の画像たちです。
縦書き文は、自分の赤ペンで自己添削して二度目を書いてみました。



提出日は11月20日〜12月5日。
間違った字形を直したり、はじまりとおわりをぴったり揃うように字配りを考えながら、完成に向けて頑張ります。


字形を調べていないので、まだまだ自己流の字がいっぱい。