パイロットペン習字通信講座受講終了完結編
もう3年も前の話になりました。
平成26年10月20日に、7段の認定証を発行していただいて、パイロットペン習字通信講座を終了しました。
5年間続けた講座でした。
初級→中級→上級と3年間、その後はランダムに課題を提出しておりました。
この講座を始める少し前から、この講座でいうB系統にあたる、芝風会のペン時代という競書誌購読をしており、この講座にその会に属する先生方が添削をしてくださることを知り、始めた講座でした。
最初に電話で問い合わせた時は
「硬筆書写検定1級をいずれ目指してみたいんですけど、この講座は対応していますか?」
みたいな内容だったと思います。
この講座、自分の字をとても上達させてくれましたし、その間に硬筆書写検定1級の合格という目標も達成しました。
5年間は大変充実していたのですが、モチベーションがマンネリ化したこともあり、7段取得してからしばらくして、認定証を発行してもらい終了する、ということに決めました。
今回、3年も経ってこの完結編を書こうと思ったのは平成29年8月になり、新たにパイロットペン習字通信講座を、1から再開してみようと思い立ったからです。
新たな始まりは、級位の取得が目的ではなく、のんびりと続けること、添削をしていただくこと、他の方の作品を拝見すること、また同講座を受講されているTwitterの方々とも情報交換したいなってこと、そのあたりを目的にしたいと思っています。
ペン時代 師範
ペン時代 8月号は、3月号で挑戦した試験の結果発表でした。
4段以降は、昇段チャンスは年に1回。
4段から8段まであがり、準師範。ここまで5年かかりましたが、この後も師範→教範→無鑑査と続きます。
今回は、師範に昇段することが出来ました。嬉しいです!
ここから先あと2つは相当の難関でしょう。
何年かかるかわかりませんが、実力を身に付けての合格をしたいです。
ところで、この画像を見てどんな感想を持たれたでしょうか。
自分の評価ですが、師範を取っておいてこれなのか、です。
一度も書き直しをせず、さらさらと書くとこのような実力です。曲がっている、字粒は揃っていない、字形もへん。とても下手です。
普段の字をきれいに体裁良く書くということがいかに難しいものか。少なくとも自分にとっては大変難しいです。
普段の字も、ペン習字清書と同じように書けている方は、本当に尊敬します。私もそのようになりたくて…私はまだそうではありませんので。
作品作りというよりは、あくまでも実用性を目指したい自分は、自分の今の字があまり好きではなく、大好きな憧れの字に少しでも近づきたいという気持ちが続いています。
臨書をすることも大切ですが、自分で書いて振り返って、手本を見て直して。その繰り返しで上達していきたいですね。
この自運、下手だと思いますが、自分の過去の自運と比べると上達はしているようです。
それでいいのだと思います。
過去の自分の字と比べながら、未来の自分の字を思い描きながら、楽しくペン習字をしていきましょう。
ペン習字に出逢えて良かった
最近は正直、以前に比べて練習量が激減しています。それは決して、一級を取ったから興味が失せたなどではない、仕事が忙しくなり、心の余裕がないだけです。
ペン習字。
身近には趣味にしている人は見つからなくて。いても気まぐれで美文字の本を買いましたよっていう人くらい。
なぜか引き寄せられたペン習字。
ペン習字と出逢えてなかったら。
自分のこの人生、楽しみは何だったんだろうという存在。
ペン習字をとっても頑張っていらっしゃる人に比べると、私は何も頑張っていない。
でも、確実に、ペン習字をやってる。時々、本気でやってる。それをきっかけでネットでちょっとだけ交流出来てる。
それだけでとても意味のあるものになっています。
パイロットウルシを購入したのも、ネットのレビューを見て、興味に拍車がかかったのがきっかけであり。
1人でも読者がいてくれることに感謝する、細々としたこのブログです。