手紙を書きました。

高田香雪先生の書作展に行った時に、ペン習字を始めた時一番最初に習った先生の作品を見つけました。
まさか、同じ会場で出展されているとは思っていなかったのです。
まだ子どもがいない頃、新聞の折り込み広告を見て始めたカルチャーセンターは、結局半年足らずしか続けられませんでしたが、ペン時代という競書雑誌と運命の出会いを果たした大事な場所でした。
その時に指導されていた先生が、高田先生の書会に所属されていたようで(私は知りませんでした)、会場でプログラムを見て、初めて知りました。



先生のご連絡先もわからないので、先生とはそれ以後音信不通に。
先日会場で作品を拝見し、その当時カルチャーセンターでご一緒していた生徒さんの作品を見つけ、感激のあまりどうにかして気持ちを伝えたいと思いました。そう思っていたところ、先生がその日の午後会場に来られるとのことで…。
私はお昼に友達との約束があったので、これはもう手紙に託すしかありません!
でもあいにく封筒や便箋も持っていません。失礼かとは思いながら手持ちのメモ書きに、会場内のベンチに腰掛けて書き、会場の方にお願いしました。
紙も文字も見せられるような状態ではなかったのです。しかも封筒もなかった為、また更に紙に包みました。まるで子どものお手紙交換状態です。
(他の方は私が作品について勉強していると思っていたようですが、違いました。)



読んでいただくだけで嬉しかったのですが、なんとすぐにお返事が送られて来て飛び上がりました。
懐かしい先生の字。同じ系統の字でもまた一味違った魅力的な字。
風景や声が懐かしいと感じることは良くありますが、字もその一つだと思います。



今日は先生に改めてお手紙を書きました。昨日買ったレターセットに。
精一杯書きましたがやはり自分の字。癖がたくさんです。
先生のような字が書けるようになりたいものです。
人とのつながりは大切にしていきたいです。人生の中で出会う人は限られるから、大切にしたいです。


にほんブログ村 美術ブログ ペン習字へ
にほんブログ村