硬筆書写検定1級受験報告

疲れてもう今すぐ眠りたい気持ちを抑えてタイムリーな話題を書いておかないと…。
ずらっと思うまま書きますので、読みにくいところはご容赦ください。


本日硬筆書写検定1級を受験して参りました。10時からの試験開始に9時には会場入り出来るように出発。試験管のおばさまは前回と同じ方。フレンドリーな感じの方なんですけど、笑顔で言うことは厳しい。試験前から「1級は簡単に受かるもんじゃあないですから。」を連発。わかってますっ、でも今言わないで〜・・・。


受験者は全部で12名。前回の受験の時は小中学生が多くて、もうちょっと賑やかでしたが、今日は40名位は入る教室に12名だったので、受験者同士の距離感もちょうど良い感じでした。前回は準1級が3名で、1級の受験者がいませんでしたが、今回は準1級は1人もいなくて1級が2名でした。



受験した感想。理論が難しかった。時間配分が甘かった。



第1問の速書きは、特別うまくいったということもなく、特別失敗したということもなく、普段通りに書けたと思います。自分の実力以上に本番書けることは考えにくいので、これでよかったのではないかと思います。


次は理論。時間配分については大失敗をしてしまいました。私は、第1問の速書きの後、理論を説いてから第2問に進むという問題の解き方をしたのですが、予想以上に理論が難しく理論問題を解く時間に手間取ってしまいました。わからない問題は空欄にしておいて、第2問に進みました。
今わかっている範囲で、書写体の「沈」に直す問題、わかんむりなのに、うかんむりにしてしまいました。がーん。
草書を読む問題が難しかったです。「管」は悩んだ末読めました。怪しい草書が2つ。
たぶん「彩」だと思うのですが、わからなかったので「歌」と書いてしまいました。もうひとつわからなかったので「隆」と書いたのですが、こちらも間違っていると思います。出題される流派の草書を勉強しておくべきなんだなと強く実感。次回は本、購入します。
古筆を読む問題はおおよそ解けましたが、わからなかったのが数文字。この数文字が点数配分大きいんですよね。
添削問題は自分なりに一生懸命出来たつもりだけどどうでしょうか。
書道史は完璧。今回の問題で言えばあんなに書道史の勉強に時間裂く必要無かったです。
歴史的仮名遣いは何が出たかもう覚えてないけど、1つわからなくて怪しげ。
一番点数を稼げると思っていた間違え訂正問題(10箇所)のうち1つ「賓」が直せず。旧字体で書いてあったのですが、知っているはずなのになぜ書けなかったのでしょう…。



第2問
 自分なりには手ごたえあり。「高原 紅葉 夜長 満月 登山」草書も「満」を除いては自信があったので、緊張しながらもなんとか書けました。


第3問縦書き。それぞれの行の書きだしと書きおわりをそろえるのが苦手だったのですが、それなりに書けたんじゃないかなと思います。文字の繰り返しやはらいの反復に、なるべく気を配りました。


第4問横書き さぁてここら辺でいきなり焦りだす。丁寧に書いていたら、結構時間が過ぎているではないですか。書き始めと書き終わりの補助線を鉛筆で引いて、途中ちょっとプルプル震えたけれどなんとか終了。


第5問 作品を書く問題。試験の終了時刻が11時半だったのですが、この時点で11時10分位になっていることに気付きました。マズイ…理論もまだ空欄があるのに!掲示板もやってないのに!どこでどんだけ時間を使ってしまったんだ!焦る中作品に取り掛かりました。使ったペンは「プラマンペン」現代詩を選んだので、ペンに変化をつけてみようという単純な理由。
こちらも頭をひねりひねり、布置を考え考え、繰り返し出てくる「ふ」の字と工夫しつつ…。何とか書き終えました。


そしてそしてまずかった第6問掲示文。
ここまで実技は結構良い調子で来たのに。時計を見たらあ〜〜〜〜なんと11時15分過ぎてる??あと15分ないのに、鉛筆で補助線を今から引く?理論もまだ空欄がある?? という状態に陥ってしまいました。
とりあえず理論を何となくで埋めて…。
丁寧に練習を重ねて来ましたが、「時間内に」ってところを軽視し過ぎていました。
前回の受験では時間が足りなくなるようなことは無かったものですから、今回も大丈夫、とあまり考えていませんでした。
一番最悪な点数は、「書ききれなかった」ことだと思い、とりあえず手っ取り早く鉛筆で補助線を引きました。第2問の補助線の丁寧さが嘘のよう。
補助線を何となく引いて、さあ急げ!新調したコピック(油性マーカー)でさぁ!
ところが、今でインクが減り気味のコピックで練習していたせいか、新しいコピックのインクの出が良すぎて、滲むんです…。
書いた後、紙の繊維に沿ってぴーって。時間も迫ってくるし、急いで書かないと書き切れないしで、とんでも掲示文になってしまいました。あー。


良い調子だったのに、この掲示文で実技は思いっきり足を引っ張りそうです。


片方合格だけは何とか!と意気込んでいましたが、この調子では理論も実技もどっちつかず〜。自信無しです。
でも、理論をもっと完全に近い状態にしていくことと、時間配分にもう少し気をつけること、コピックは少しだけ使いなれたものを持っていくこと、とわかったことがたくさんあったので、次に繋げたいです。


結果はどうあれ、やるだけのことはやりました。読んでくださったみなさんありがとうございました。落ちてもまだまだ挑戦し続けます!
しばらく、基本に戻って練習しなおします。課題が増えました。