初の毛筆書写検定3級受検記〜ありゃりゃの巻〜

本日、午後1時から2時半まで、毛筆書写検定3級を受けて来ました。
毛筆検定を受けるのは初めてだったけれど、硬筆検定は何回か経験したので、会場も同じ場所ということもあり、
足取り軽く会場に向かいました!
またスリッパを忘れてしまって…。ロフトでかわいい室内履きを買いました。





会場到着。
同じ会場なのに、硬筆と毛筆ではがらりと雰囲気が違いました。
3級受検者3名、2級1名、準1級1名。硬筆よりだいぶ少ない印象です。
上級の方々はもう早速墨の準備をされています。カメラのフィルムケースに何種類かの墨を持ってきている方や、
早めに墨を磨っている方もいました。なるほど。
私は、いつもの作品用書道液(墨汁)での受検なので、特に用意するものもなく、へんとつくりの最終確認をしていました。
13時開始なのに、試験官の先生10分前到着っ。
半紙の左下に鉛筆で会場名・団体名・受検番号を記入するのが意外と大変。受験会場名画数多い!





硬筆検定は慣れていたから受検への不安は少なかったけど、毛筆は初めてで、書いたものはどこに置くのか?など
ちょっとしたことがわかりませんでした。
3級は全部で6問ありますが、半紙は12枚配られました。
その12枚をどのように使うかは受検者の自由で、最終的にその紙で6問分(6枚)提出すればいいのです。
私は、2枚ずつ同じ課題を書かなければいけないのかと思っていたので、好きなように使って良いと知って気持ちが楽になりました。
硬筆検定とは勝手が違い、机も2つ分くっつけて使って良かったです(会場により違うかもしれません。)。
書いたものは、持ってきた新聞紙に挟んで良いとか…経験者でないとわからないですよね。たまたま新聞紙は持っていたので
使うことが出来ました。




理論をささっと済ませ(自信が持てない書き順問題が2問程)




第1問は、楷書で4文字。1問を基本2枚ずつ書くけど、うまく書けたら1枚だけにしておいて、苦手なものにまわそう。
なかなか、うまく書けないものね。やっぱり間違いなく初心者だわ。もう一枚書こうっと。
書き終わったところで、見ると、ん!なんだか違う!!



あわわ…ってこういう字ではないでしょ。「したみず」のところを、なぜかって書いちゃった!
完全に誤字です。やってしまった。
2枚も無駄にしてしまいました。緊張のせい?完全に動揺。
結局その後、楷書は更に2枚書き、行書も2枚書きました。計6枚消費。

行書を書いている途中で気がついたので、行書の緑も変です。
水の字形も山の字形も青も…詳しく言えば全部イマイチです。
くしゃくしゃなのは、帰宅後子どもが丸めちゃったから。決して悔しくて八つ当たりしたのではありませんよ……。




仕方無いので、あと1枚書いて、他の問題はなるべく一発で提出出来るようにしよう。
そう思って書くも、だいたいは実力以下の出来になるのが本番。
ひらがなは上に余白を作り過ぎて書きなおし、掲示文は字形や太さ、字がうまくゆかずやり直し。
ずっこけそうな掲示文ですね^^;
2枚目は何とか提出出来る程度に書けました。こちらは失敗版。ひらがなと掲示で4枚使い計10枚。

恥ずかしい程お見せ出来るようなものでは無いですが…。



残りの2枚は、カタカナと漢字かな交じり文の一発勝負。
1枚しかないと思って書いたものの方が幾分マシに書けたかも。




最初の2枚で焦ったけど、なんとか提出を終え、会場を後にしました。


書き損じは持ち帰って良かったので(問題の持ち帰りはダメ)、アフタヌーンティで一人お茶しながら、緑の字を見てこんな字ないわぁと反省会しました。



毛筆書写検定は硬筆より気を使いました。でも余分に半紙が配られるので、一度書いてしまったら取り返しのつかない硬筆より気が楽なところもあるかな。
似ているけど、全く別の検定なんだなと思いました!
検定受検のみなさんはいかがでしたか?お疲れ様でした。結果が楽しみでドキドキですね。受かっているといいなぁ。