驚きの結果

ここ数ヶ月色々と環境の変化があり、練習が全くという程出来ていない状況でした・・・・・・。



ポストを見ると一通の手紙。「昇段試験のご案内」
何と!いつの間にか7段の昇段試験の受験資格を得ていたらしい!



パイロットペン習字通信講座は、毎月の課題の提出で級が上がって行くんですが、最終段の7段にあがる時、つまり6段→7段だけは試験を受けなくてはならないようなんです。その試験を受けることが出来る人は、6段であり、1年に10回以上課題文を提出している、そのうちに「天」を3回以上取得している、という条件を満たしていることらしいのです。そして受験料は1500円。



6段の中で「天」「地」「人」とレベル分けされていて、毎回の課題の出来によって掲載される仕組みです。
6段・・・どんぐりの背比べだと思うんです。(良い意味で)
毎回頑張れば「天」になるし、少し怠れば「人」の一番後ろ って言う具合。毎回練習の具合や、自分でわかる清書の出来が反映されるので、順位はあまり気にしていませんでした。
いつの間にか、受験資格を得ていたらしいのです。




「練習時間もたっぷり取れそうにないし、止めておこうかな。」
「中途半端になって、直前になって、焦るだけだよ。」
「せっかくの案内なんだから、挑戦だけでもしてみたら。」
「次回にまた受験資格があるとは限らないんだし。」


私の声。家族の声。



5000円という硬筆書写検定1級の受験料に比べて、この昇段試験は1500円と安いし、受験してみることに決めました。
現代文、漢字文から、初めて挑戦する漢字文を選択。
不合格の場合には、添削して返却してくれるみたいなので、それを期待して迷わず苦手な漢字文を選びました。
過去に受けた硬筆書写検定試験でも、現代文ばかり選択してきました。漢字文はどのように書いたらいいのかわからなかったからです。
家にある参考書を開いてみても、詳しい書き方は書いてないようです。書の作品は感覚的なものが大きいんですね、きっと。
数学のような解法はどこにもありません。
過去に合格された方の作品をわかくさ通信(パイロット通信講座から毎月送られてくる機関紙のことです。)で参考にしてみると
行書だけでも、行書と草書を混ぜても良いことがわかりました。行頭と行末は揃えた方が良さそうです。



何とか期日の5月10日に間に合うようには書き終わりました。1枚きりの清書用紙に書くのは、とても緊張しました。
揃えようと思っていた行末もバラバラになってしまいました。
作品の周りに鉛筆で枠を引くのも自分の感覚で、とても難しく感じました。



先日わかくさ通信の6月号が届き、中を開いて驚きです。
何と、その昇段試験に合格していたのです。ひぇ〜〜〜〜〜。



作品が掲載されてもバランスの悪さはひときわ目立ってます!
ですが、素直に喜びました。やった〜。



先生からの講評には、
一字一字の字形はもちろん、全体のバランスを工夫することも大切です。文字に対して枠の太さを工夫されることで、より作品が映えます。
より高度な学習の出発点と考えられ・・・ と書かれていました。
全体のバランスを取ることは、私が苦手とするところです。字形もまだまだですけど、これがこれからの課題なんだな、と思いました。


バランスを気をつけた方が良いと分かっていても、枠の太さ、バランス、どのようにしたらいいか、今の私には勉強不足でまだわからないのが本音です。
もし気がつくところございましたら、ご遠慮なく、アドバイスいただけたら幸いです。
(スキャナーの関係で枠が斜めになりましたが、斜めではありません)