速書きの練習

硬筆書写検定試験1級第1問の速書きの練習をしました。


この問題は、何級からあるのか忘れたけど、どの級からか共通の問題で、級によって文字数が違います。



1級は145文字を4分間で書きます。…ということは4分ギリギリで書くとすると1分間で約37文字3分半で書こうとすると1分間で約42文字3分で書こうとすると1分間で49文字 のペースで書いていくことになります。


1秒に1文字書くよりだいぶゆっくりのペースで書いても大丈夫、と思うと相当余裕があるような感じがするんですが、私の場合、実際書いてみると全く余裕がありませんし、字も汚いです。手は疲れるし、字は汚いし、ほんとうに困ってしまってます。
丁寧に書けば4分をだいぶ超えてしまうし、速さを重視すると字がとんでもなく汚くなります。
この間の講習会で、他の受講生の字を見たら字粒も揃っていてとてもキレイでした。どう練習していったらいいものか??と軽く悩んでいます。
更に焦ってくると誤字も。誤字は減点につながるので厳禁だと講習会の先生より。









以前も載せましたが、使用しているのはこちらのボールペン。0.7mmと1.0mmを持っていますが、おそらく0.7mmで臨むことになるでしょう。ドクターグリップなどの太めのものも使ってみたけど、いまいちしっくりこないので、オーソドックスなものにしました。おすすめがありましたらどなたでも、ぜひ教えてください。








速書きは無理ない筆記をすれば、手は疲れないはずです。
確かテキストにそう書いてありました。






私の場合、手が相当疲れます。そして痛くなります。特に中盤から後半はものすごく無理な力が入っているのが自分でわかります。






数年前まで、私はとてもおかしな持ち方をしていました。筆圧がかかりすぎな持ち方です。それをおかしいとも不思議だとも思わずに普通に続けていました。3年程前にペン習字を再開して、パイロット万年筆742(ポスティング)を調整に出すときに、持ち方の写真を添付したのです。それを見たパイロットの担当者からの返信が「筆圧がかなりお強いですね。」。
それでも私は何のことを言っているのかわからず、それがおかしいと気付いたのは、パイロットペン習字通信講座を始めて、教材が届き、黄色のテキスト8ページ、正しい筆記具の持ち方を見た時だったのでした。




ペン習字や毛筆をやっていなければ、自分のペンの持ち方がどうとかってあまり気にしないことなんだと思います。幼少の頃初めて鉛筆を持った時は正しい持ち方だったはずなのに、いつのまにかおかしな持ち方になっていたのですね。当時の持ち方を再現してみました。

私が欲しいフォルカンは、確実に壊れてしまうであろう筆圧です。






その持ち方が間違っているとわかり、それから正しい持ち方にしようと矯正しています。現在は画像のような持ち方に変えて、普段も以前のような持ち方はしていませんが、体にしみついた癖はなかなか直らず、これは私にはまだ矯正途中の持ち方なのです。





という訳で、この矯正途中の持ち方で速書きをしようとするにはまだ無理があるようで、書いているうちにどんどん力が入り、ぷるぷると手が震えてくるような状況です。だからといって以前のような持ち方をしようと思ってもそちらはもう卒業していて出来ませんし、わざわざやろうとも思わないですし。
もしかしたら、正しく直したと思っている持ち方も間違っていたりして。
ご指摘ありましたら、お願いします。



すぐに身につけようと思っても無理ですよね。焦らずじっくりです。



にほんブログ村 美術ブログ ペン習字へ
にほんブログ村