硬筆書写検定 講習会に参加しました。

小旅行の2日目は、硬筆書写検定の東京講習会に参加して来ました。
10時から16時までだったかな。




前々回名古屋の講習会に参加して、今回が2回目の講習会参加です。前回講習会に参加してみて、とても勉強になりましたし、今回はぜひ中央審査会の先生方が講師(1級を採点される先生方)の講習会を受けてみたいと思い、東京講習会に行ってみました。



友達と7時半ごろお別れしました。お休みなのに早起きさせてしまったかな。今度は子どもたちを連れて遊びに来るね、としばしの別れ。
電車を乗り継ぎ、1時間半ほどで最寄駅に着きました。会場は駅から徒歩3分。特に困ることもなく会場に着きました。
会場の高校がきれいだった。こんなキレイな高校いいなー。




名古屋講習会では無かった開会式なるものがあるとは。ちょっとびっくり。
講習会には、パイロット通信講座を受講中でブログでもお世話になっている景牙さんが参加されると聞いていて、少しだけ特徴をうかがっていたので、視力が2.0の私はすぐにそれらしき方を見つけて、私の特徴が分からぬ景牙さんはきっとわからないだろうなーと一人ほくそ笑んでました。




講習会は毛筆硬筆とも、それぞれ受験級ごとに部屋が分かれていて、私は硬筆1級クラスを受講しました。
ざっと数えて11名の参加です。
人数は名古屋の時とあまり変わりませんでした。
男女比率はだいたい半分くらいでした。1級クラスとなると、みなさんが1級を目指しているんだな〜と思うと、緊張度が高まってドキドキしながら始まるのを待っていました。
住所、氏名を書いてくださいって紙が回って来て、それを書くだけでもなんだか緊張。





1級は3名の先生方が主に採点されるそうで、その3名の先生方の講習でした。
一人目の先生は5問6問(作品と掲示文)の講習。過去問題が1セット用意されているのを見ると、前回私が受けた問題(=落ちた問題)です!
嬉しいような複雑なような懐かしいような!





試験の時にどんな風に書いたか思い出せませんでしたので、今回は今回で自分の思う通りに書いてみました。
書き終えて、とても先生に見せられないヘタっぷり。
自分のまだまだの実力にがっくり見ていただくのもためらわれましたが…勇気を出して列に並びます。
現代詩を選んでいる方、結構多いのだなぁ。それぞれ個性豊かで綺麗に書いてあるものも多くて…私には直し所のないように見えるものも。
でも先生は色々指導しています。
「ここはつなげない方がいい」「こここんなに空けちゃったの?」「大きすぎ」「小さすぎ」など。
字そのものの上手下手だけなく、全体の調和やバランスがとても大事というのが印象に残ったところです。





掲示文は、思っていたよりもだいぶ小さめで、上下左右の余白をたっぷりとるような形で書くように指導を受けました。
前回の講習会や、参考書などでも一回りも二回りも大きい掲示文を意識して今まで練習したので、正直びっくりしました。
結局どちらにすれば良いのかなと迷いますが、次回の検定は今回習ったように縮小バージョンで書いてみようと思います。
前回筆ペンに近いコピックにこだわっていた私ですが、あれでキレイに書くのは相当難しく、毛筆に近い技術が必要だと思いましたので、今回はコピックではなく、ごく普通の油性マーカーを選びました。実際、東京講習会でコピックを使っている人は数少なかったです。使いこなせればとても素敵な作品が書けるとは思うのですが。
(余談ですがコピックって漫画を書く人にはメジャーなペンなんですね。何も知りませんでした。コピックで絵を書くための本を書店で見つけて、立ち読みしましたが、すごく素敵なんです!彩色がきれいで、このペンでこんな微妙な色使いとかタッチとかが表現出来るのには驚きました。使いこなすのは難しそうですけど。絵が上手な人にはお勧めの画材ですね。)

掲示文に出題される文字はだいたい決まっている(月日講習会費用などなど)から、字形をおさえておくようにって。なるほど〜。






昼食をとった後は第3問4問、縦書き横書きの講習です。
講師はパイロット通信講座のD系統、和気先生です。
初めてお会いしましたが、はつらつとしてとても元気な先生でした。
こちらも印象深いのは調和とバランスや文字の位置。先生がひたすら「1級は難しいのよ〜」「指導者クラスだからね〜」とおっしゃっていたのが印象的。先生のお弟子さんで、1級取得に5年かかった人がいらっしゃるそうで、「時間がかかるものだけど努力した分実力がついていくからね。」「何度でも諦めないで。続けてください。」という言葉がとても印象に残りました。がんばるぞ〜。
私の場合、縦書きも横書きも、間の取り方や字粒、バランスがバラバラ。これからの練習で注意していくポイントにしてみようと思いました。
他の方の採点も、出来るかぎり見て勉強するように心がけてみました。
字形ばかりに気を取られていた私にとって、練習方法の視点が増える良い機会になりました。





最後に第1問、2問の講習です。
私の場合、速書きで全部書き終える時間は早い(4分制限時間のうち3分位で書き終える)のですが、とても見られるような字じゃないんです。
ペン習字の字ではなく、ただの雑な字になってしまいます。
それならば、書く時間を3分半に増やして、その分丁寧に書いていけばいいってことなんでしょうが、なかなかその勇気は出なくて、いざ本番!になると焦って速く書くことばかりに気を取られてしまいます。まったく余裕がないって感じです。だからといって4分を超えてしまうと、最低な点がつくことも知っていて、とにかく速く書かなきゃと焦ってしまうのです。
(またまた余談ですが、ずいぶん昔アマチュア無線3級の試験を友達と一緒に受けに行ったんです。モールス信号の書きとり試験が苦手で必死になって書きなぐりました。隣に座っていた友達から、「ぴのさん、必死でカリカリやってて笑っちゃったよ。そんな必死になんなくても書けるじゃんあれ。鉛筆の音がカツカツってね」って言われたんですが、まさに第1問がその状態です。)
他の受講生の方たちのを見たら、すごく丁寧!キレイ!全然違う。とても速書きで書いたとは思えないほど。
キッチンタイマーを使って、キレイ丁寧にを目指して練習していくしかないなと痛感いたしました。
第2問の草書も、私が書くととても怪しげ。それっぽい字ではあるのですが、正しい字ではないみたい。ペン習字三体で確認するとほらやっぱり。字形が違います。
と突然先生が、受講生全員に「盡」の草書を書いてみて!って。確か覚えたはず…あれ?こうだっけ、この次はどうだっけ??んー??2画目あたりから悩んで止まっていたら、私の隣を通りかかった先生が…「君は…万年筆は素晴らしい!ノートも素晴らしい!あとは 何が足りないのかなー」ですって!
漫画の汗と影が顔の辺りから出てたと思います。要練習。





1日中ペン字漬けで、とっても充実した1日でした。独学の方で検定を受ける方はとてもお勧めの講習会です。
自分の字を見て、しゅるしゅる〜と縮こまりましたけど。練習すべきところが見えて来ました。
他の受講生と並んで勉強するのも楽しいです。
帰りは景牙さんと途中までご一緒して、短い間ですがいろいろお話出来て楽しかったです。



その後1人になり、東京駅に着きましたが、新幹線の予約時間までだいぶあったので、最初から行く予定だった八重洲ブックセンターで、ペン習字の本、書道の本、英語の本、コンピュータ関連の本、子育ての本と医学の本、地震特集や雑誌をぱらぱら見て、駅のキャラクターショップをのぞき、タコライス風のお店で、ごはんを食べて、新幹線に乗り家路につきました。東京のラーメンなんとかが気になったけど、混んでいて。本当はもう1人友達に会う予定だったんですけど、体調を崩されて…本当に、お大事に!また、会いましょう!




あと1カ月、簿記もかなり心配なので、どれだけ練習出来るかわからないけど、上達の一過程だと思って頑張ります。
家族には協力してもらいっぱなしなのですが、今週末からしばらく大原の答案練習にも通学、参加する予定です。
ガンバルゾー。




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